野菜:ミニトマト cherry-tomato

昭和60年頃から栽培をはじめ、ミニキャロルの出現とともに急速に県下全体に普及しました。
あまーいミニトマトとして、キティシールとともに人気を博しました。平成2年には43haに達し、以降徐々に減少傾向です。栽培は土耕から養液栽培に移行し、現在は6割が養液栽培になっています。
主な産地は、多度津町、さぬき市、善通寺市、高松市、東かがわ市、まんのう町、観音寺市等です。品種は、CF千果、TY千果が主流となっています。

【清掃された清潔な圃場で栽培されています。

マルハナバチ受粉により自然受粉果実を生産します。

収穫直前の果実です。

1果実ずつ丁寧に摘み取ります。

果実の品質を確認して丁寧にパックへ並べ詰めします。生産者の真心がこもったミニトマトです。

ミニトマトの来歴は不明の部分が多く、野生種に近いもの、野生種と栽培種の雑種、栽培種の野生化または逸出種などが起源とされています。
現在わが国で販売されている品種は90種以上にのぼり、形状的には品種間の差が大きく包括的には説明が難しいです。
果色は赤色系が主流ですが桃色系、黄色系が存在します。果形は球形、長円球形及び洋梨系などがあります。
果実の大きさも40gの大果系品種から10g程度の小果系品種と変異に富んでいます。
本県の主力品種である「CF千果」はタキイ種苗の品種で、糖度が高く、食味にすぐれています。また、果色は濃赤色で光沢があり、果形はきれいな球形で果ぞろいが良いのが特徴です。

JA香川県取扱実績(令和5年産実績)

生産量 1,060t
生産者数 112戸
栽培面積 13.9ha

旬カレンダー

出回り時期最盛期

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

県内産地マップ

観音寺市 三豊市 善通寺市 多度津町 まんのう町 坂出市 高松市 さぬき市 東かがわ市

選び方

全体が赤く、皮に張りとツヤがあり、ヘタが濃い緑色でピンとしているものを選びましょう。

保存方法

完熟したものはポリ袋に入れるか、ラップで包んで冷凍庫の野菜室で保存しましょう。青みが残っている場合は、常温でしばらく保存しましょう。