野菜:かんしょ kansho

瀬戸内海に面した香川県坂出市で、塩田跡地を利用して栽培されているのが 「坂出金時かんしょ」です。温暖な気候で降水量が少ない瀬戸内の気象条件に加え、 海砂を客土した水はけのよい砂地を活かして、夏は金時かんしょ、冬は金時にんじんを主に栽培しています。
また、県内でも若い農家(後継者)の多い地区で、規模拡大や新規品目にも積極的 に取り組んでおり、「こだわり」を持った商品がたくさんあります。
金時かんしょは主に関東地区へ出荷していますが、近年では関西地区や中四国地区でも取扱量が増加しており、大規模農家を中心に生産を拡大しています。
品種は「高系14号」、形状はややいびつなものもありますが、表皮は薄く紅色が濃いうえ、非常に甘みが強く食感はホクホク系の人気種です。
かんしょはビタミンB1、ビタミンC、カロテンが豊富に含まれており、他の野菜に比べて調理による損失が少ないのが特徴です。また、もう一つの注目すべき効用は 便通促進作用です。食物繊維がじゃがいもの約2倍あり、切った時に出る白い乳液はヤラピンと呼ばれる樹脂の一種で食物繊維同様に便通促進作用があります。

収穫は7~10月、出荷は7~2月となっており、9月までは新物のみずみずしい食感と香りが、10月以降はデンプンが糖化することでできる独特の甘味が楽しめます。 シンプルに「てんぷら」や「ふかしイモ」も人気ですが、地元では「味噌汁」や「辛いカレー」に入れたり、ごぼうと一緒に「きんぴら」にするほか、ホットケーキにミックスすると子供に人気があります。
保存するときは10~15℃が最適で、低温では品質低下を招くため、冷蔵庫には入れず暗所で新聞紙などにくるみ保管してください。

JA香川県取扱実績(平成26年度実績)

生産量1,172t
生産者数58戸
栽培面積61ha
JA香川県 オリジナル レシピ集JA香川県 オリジナル レシピ集

旬カレンダー

出回り時期最盛期

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

県内産地マップ

坂出市

特別栽培かんしょ

生産者数11戸(全生産者58戸の内)
作付面積43ha(栽培面積61haの内)

有機質肥料を中心に土づくりを行い、化学合成肥料(窒素成分)および農薬使用回数は慣行栽培の半分以下に抑え、環境に配慮した安全安心な栽培方法です。

農林水産省新ガイドライン

節減対象農薬当地比5割減
化学肥料(窒素成分)当地比5割減(栽培期間中不使用)
栽培責任者坂出園芸センター蔬菜統合部会
栽培確認者JA香川県綾坂地区営農センター坂出園芸センター
住所香川県坂出市高屋町1086-3
連絡先0877-47-0314

作型(①トンネル早掘栽培、②マルチ早掘栽培、③マルチ普通栽培)

使用可能資材

肥料(作型①②③に適用)
資材名使用量
なたね油粕55kg  /  10a
くみあい苦土重焼リン20kg  /  10a
くみあい塩化加里20kg  /  10a
ネオサンライフ100kg  /  10a

防除(作型①に適用)

農薬名(資材名)用途(回数)使用量備考
コルト顆粒水和剤
(ピリフルキナゾン)
殺虫(1回)4,000倍希釈
(100~300  ℓ   /  10a)
スタークル顆粒水溶剤
(ジノテフラン)
殺虫(1回)2,000倍希釈
(100~300  ℓ   /  10a)
ディアナSC
(スピネトラム)
殺虫(1回)2,500倍~5,000倍希釈
(100~300  ℓ   /  10a)
コロマイト乳剤
(ミルベメクチン)
殺虫(1回)1,000倍希釈
(100~300  ℓ   /  10a)
微生物由来の天然物なので化学合成農薬にはカウントされません。

防除(作型②③に適用)

農薬名(資材名)用途(回数)使用量備考
コルト顆粒水和剤
(ピリフルキナゾン)
殺虫(1回)4,000倍希釈
(100~300  ℓ   /  10a)
スタークル顆粒水溶剤
(ジノテフラン)
殺虫(1回)2,000倍希釈
(100~300  ℓ   /  10a)
ディアナSC
(スピネトラム)
殺虫(1回)2,500倍~5,000倍希釈
(100~300  ℓ   /  10a)
コロマイト乳剤
(ミルベメクチン)
殺虫(1回)1,000倍希釈
(100~300  ℓ   /  10a)
微生物由来の天然物なので化学合成農薬にはカウントされません。
ダーズバン粒剤
(クロルピリホス)
殺虫(1回)6~9kg   /  10a

※香川県農政水産部監修済