香川県においては、びわは柑橘園の防風樹として導入されました。柑橘類との労力競合が少ないこと、高齢者や女性でも管理作業が容易に行えること等の点から柑橘類との複合経営品目として定着しています。
県内では主に「茂木」、「なつたより」、「陽玉」、「田中」が栽培されています。香川県産びわは、県内、京阪神、中国、京浜市場で3月~6月の時期に出荷されています。
びわはバラ科ビワ属に属し、常緑の喬木で主に東アジアの温帯地域から亜熱帯地域に分布しています。日本に分布しているのはこの属の中の一種で、中国から導入されたものです。
JA香川県取扱実績(令和3年度実績)
生産量 | 97.8t |
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出荷者数 | 156名 |
栽培面積 | 約54.5ha |
旬カレンダー
出回り時期最盛期
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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県内産地マップ
茂木
小ぶりですが、甘味はやや強めで酸味は控えめです。
なつたより
大玉で、果肉はジューシーで糖度も高く、酸味が少ないなど食味に優れる品種です。
陽玉
大粒で果汁が多く、甘さと酸味がほどよく調和し食味が良いのが特徴です。
田中
果実は釣り鐘型で、果重は茂木に比べるとやや大きめです。甘味は強く、酸味も適度にありバランスのとれた品種です。