現在、県内で栽培されている主食用主要品種は「コシヒカリ」、「おいでまい」、「ヒノヒカリ」、「あきさかり」の4品種です。作付面積が1番広いのは早生品種「コシヒカリ」です。中生品種としては、昔から栽培されている「ヒノヒカリ」に加え、県で独自に育成した夏場の高温に強い品種「おいでまい」の作付けが進んでいます。「あきさかり」も、近年面積を拡大しています。
JA香川県取扱実績(令和4年度実績)
集荷量 | 19,586t |
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生産者数 | 11,429戸 |
作付面積 | 10,800㏊ |
旬カレンダー
出回り時期新米時期
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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県内産地マップ
コシヒカリ
全国的な品種銘柄で市場価値が高い品種です。中山間部では早期栽培を基本としています。それに対し、平坦部では登熟期の高温障害を回避するために、田植え時期を遅らせるとともに基本的な栽培管理を徹底し、品質改善に努めています。
食味の特徴
ブランド米の先駆けとなった品種です。モチモチとした粘り・甘み・香りと三拍子そろった食味のよさで全国的に多くのファンがいます。
おいでまい
香川県が開発・育成した新品種で、高温登熟性に優れ、平成25年産から本格栽培を始めました。
「米の食味ランキング」では、四国初の特Aに輝き、以来、令和4年産での獲得を含めて、6回獲得しています。
食味の特徴
粒が大きくそろい、色も白くツヤがあります。試食会などでは「噛むほどに甘みを感じる」、「冷めてもおいしい」と高い評価を受けています。
ヒノヒカリ
九州・中国・四国を中心に栽培されている品種です。かつて県内で最も多く栽培されていました。夏場の高温に弱いため、適切な栽培技術の励行による食味向上技術の確立・普及で、県内外での需要拡大に努めています。
食味の特徴
コシヒカリの系統を汲みますが、食味はコシヒカリよりあっさりとして粘りと香りのバランスがよく、どんな料理とも相性がよいことが特徴です。
あきさかり
主食用多収品種として福井県、広島県、徳島県などで多く栽培されています。令和3年産から県下全域で栽培が始まりました。導入間もないことから、販売動向を見極めながら計画的な普及に取り組んでいます。
食味の特徴
コシヒカリの孫にあたる系統で良食味です。モチモチとした粘りと甘みがあり、くせのない味が特徴です。