ブロッコリーは本県に昭和40年代から導入され、その後県下全域で栽培されています。気候は温暖で降水量の少ない瀬戸内気候のため、冬場の日照時間が長いことが特徴です。
水田の裏作として栽培され、作業支援体制と氷詰め出荷から年々作付も増加し、市場評価も高まり、県内野菜の中心品目になっています。
出荷は東北5%、京浜55%、京阪神20%、中国、四国20%の割合で10月~6月まで出荷し、出荷のピークは3月です。
収穫適期のブロッコリ-です。
雨にも風にも負けず生育しました。
鮮度を落とさないように早朝に収穫しています。
大きさや品質ごとに選別します。
箱詰めしたら氷を入れて鮮度を落とさない工夫をしています。
ブロッコリーはキャベツ類の仲間でアブラナ科に属し、原産地は地中海沿岸の温暖地帯です。性状は、ハナヤサイに類似しますが品種により、頂花蕾主体に収穫するものと、頂花蕾、側花蕾の両者を収穫するものがあります。現在は頂花蕾収穫がその中心となっています。
ブロッコリーの食用とされる部分は、肥大した茎、未発達の花器を含む頂芽群の花蕾です。
花蕾は緑色で、花球の凹凸が少なく、花器がち密で大小が少なく、ドーム形の球の品質が良い物が良好とされています。
JA香川県取扱実績(令和3年度実績)
生産量 | 12,599t |
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生産者数 | 1,596戸 |
栽培面積 | 1,372ha |
旬カレンダー
出回り時期最盛期
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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県内産地マップ
選び方
花蕾部分を見て、濃い緑で、小さな蕾がぎっしり詰まり丸くかたく盛り上がったものを選びましょう。また、切り口がみずみずしくて変色していないものが新鮮です。
保存方法
ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で立てて保存、冷凍する場合はかために茹でて保存しましょう。