野菜:金時ニンジン carrot

温暖な瀬戸内気候で冬期の日射量も多く、多数の園芸品目が栽培されています。
金時ニンジンは米の生産調整から水田を畑地化し、昭和46~49年には飛躍的に増反し、全国流通量の8割程度を占める等全国的に存在感のある産地になっています。
金時ニンジンは、お正月のおせち料理として欠かせない食材で、年末中心に瀬戸内海の温暖な気候のなかで栽培しています。
坂出市と観音寺市で栽培された金時ニンジンは、全国流通量の約80%を占めています。

一本一本、大切に抜き取ります。

綺麗に一列に並べ…

葉を切り取り収穫が終わります。

集荷場で一箱一箱、検査をします。

綺麗に箱詰めして出荷です。

金時ニンジンは、セリ科の1~2年生作物で抽台しやすい品種群に属します。ニンジンは中央アジアの原産で、このうち中国北部を中心として、秋作でニンジン臭の少ない東洋ニンジンに発達しました。日本へは、中国を経て1700年代に導入されました。

JA香川県取扱実績(令和3年度実績)

生産量 1,980t
生産者数 67戸
栽培面積 71ha

旬カレンダー

出回り時期最盛期

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
             

県内産地マップ

観音寺市 三豊市 丸亀市 綾川町 高松市 三木町 さぬき市 東かがわ市 土庄町 小豆島町 豊島

選び方

葉の切り口の輪が小さいものは柔らかい傾向にあります。皮に張りがあり、全体が赤く、艶があるものを選びましょう。

保存方法

葉付きの場合は、葉をカットしてから新聞紙に包み冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。なお、にんじんは水気があると傷みやすいので表面の水分は拭き取ってから保存しましょう。