監修 三野武子
(横井料理学院 院長)
材料(4人分)
なばな | 1束 |
---|---|
むきえび | 100g(酒大さじ1 、塩少々) |
衣 | 小麦粉:1カップ |
水分〈卵1個+冷水〉:180cc | |
揚げ油 | 適量 |
天汁 | |
ダイコンおろし |
作り方
- なばなは、根元の固いところは除いて、葉を摘み取る。
- えびは殻をむき、背ワタを取り、酒・塩で下味をつける。
- (1)と(2)に小麦粉大さじ1~2(分量外)をまぶしておく。
- 衣を作る。卵と冷水をよく混ぜ、ふるった小麦粉を加えて軽く混ぜ合わせる。
- (4)の衣に(3)を入れて、さっくり混ぜる。スプーンですくって、165 ~170度に熱した油に入れて、箸で広げて平らにし、返しながらカラッと色良く揚げる。
- 器に天ぷら紙を敷き、(5)を盛り合わせ、天汁とダイコンおろしを添える。
緑にえびの赤味がほんのり
春を感じるメニュー 。
さまざまな野菜が本来の旬以外にも店頭に並ぶようになりましたが、3~4月にだけ流通するなばなは、今も春の到来を感じさせてくれる野菜です。
なばなはまた、非常に栄養価が高い野菜でもあります。ビタミンCはホウレンソウの2倍ある(生の場合)ほか、ベータカロチン、ビタミンB1、B2、カルシウム、鉄分などミネラル類も豊富。タンパク質や食物繊維も多く含まれています。
豊富なビタミンCの流出をできるだけ防ぐには、手早くゆで、水にさらす時間もごく短時間にすることです。たっぷりの熱湯に1%の塩を加え、まず茎の方から入れ、1分30秒ほどしたら、全体を入れて30秒。ザルに上げ、冷水に約1 分浸してアク抜きをします。
選ぶときは、鮮やかな緑色をしていて、茎の切り口が新鮮なものを。また、つぼみが固い方がおいしいことも覚えておくと良いでしょう。